様々な育て方で楽しめる『ポトスの育て方』

★目次★

1.ポトスの基本情報
2.ポトスの特徴
3.ポトスの栽培環境
4.水やり
5.肥料
6.病害虫
7.用土
8.植え付け
9.増やし方
10.作業

1.ポトスの基本情報


学名:Epipremnum aureum
科名:サトイモ科
属名:ハブカズラ属
園芸分類:観葉植物
形態:多年草
原産地:ソロモン諸島、東南アジア熱帯雨林地帯など
和名:オウゴンカ
英名:Pothos
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
草丈/樹高:10㎝〜150㎝

2.ポトスの特徴


初心者でも育てるのが簡単で、品種も豊富なつる性の観葉植物です。生長過程を様々な方法で楽しめるので、育てていて飽きない植物ともいえるでしょう。例えば、茎の伸びる方向を上に向けて育てると葉が大きめに育ちます。逆に下に垂れ下げて育てると、葉が小さく育ちます。一般家庭ではあまり大きく育てることは難しいですが、温暖な環境下で支柱や庭の木に這わせるように育てれば大きくなることもあるみたいです。

3.ポトスの栽培環境

春から秋までは、直射日光を当てないように半日陰くらいで育てます。冬は、光線によく当てるようにします。日光が弱いと斑が消えてしまうことがあるので、冬は光線によく当てるようにします。耐陰性があるので、室内でも育ち多湿を好むので年間を通してこまめに葉水を与えます。それと、エアコンなどの風が直接当たる場所に置いておくと葉が傷んでしまうので当たらない場所に置くようにしてください。

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4.水やり

春から秋までは土の表面が乾燥してきたら水を与えます。冬や気温が10℃前後になると生長が緩慢になるので、水やりの回数を減らし乾燥気味に育てましょう。さらに、葉水は乾燥を防ぐだけでなく害虫も予防できるので毎日1回は霧吹きなどで与えましょう。

5.肥料

基本的になくてもいいのですが、肥料を与えた方が生長が早くなります。春から秋の生長期に、緩効性化成肥料または、適切な濃度に希釈した液体肥料を10日に1回与えましょう。化成肥料を使うことでコバエの発生を防ぐことができます。

6.病害虫

病気:炭そ病

置き場所など栽培環境を急に変えてしまうと、葉を傷めてしまいます。なので、日光に当てる場合は徐々に日の光が当たる場所に移動させるなど日光に鳴らしながら移動させます。春から秋の高温多湿期に発生しやすいので健康に育て病気にかからないようにしてあげましょう。

害虫

カイガラムシ、ハダニ、アブラムシ、ナメクジ、バッタ

7.用土

水はけのよい肥沃な用土(例:赤玉土小粒7、腐葉土2、堆肥1の配合土など)で植えつけます。ポトスは高温多湿を好みますが、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。
自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

8.植え付け

5月中旬から8月の暖かい時期に、小さい株は生長に応じて年1回ほど、株の大きさに合わせて少し大きな鉢に植え替えます。7月以降に植え付けをする場合は、猛暑日を避けるようにしましょう。

9.増やし方

さし芽:5月中旬から8月に、2〜3節つけて切った茎を挿し木用土に、茎の2分の1程度さします。2ヶ月くらいで根が十分に出たら、鉢植え用の用土で植え付けをします。
水挿し:水に挿して置くと発芽し、どんどん増えます。綺麗な水を保つようにし、直射日光の当たらない明るい部屋で管理します。

10.作業

誘引

伸びすぎたつるるは、上に伸ばすと葉が大きくなります。逆に、下の方に誘引してあげると葉が大きくならず幼葉の形のまま保てます。

夏越し

気温が40℃以上になった場合は日陰に移動させ、直射日光を避けましょう。水やりは、午前中に行うと暑く煮えてしまうので、表面が乾いてから夕方から夜にかけてたっぷりと与えてください。活力剤を1000倍に稀釈して3日に1回程度に与えると夏バテを防げます。

冬越し

気温が10℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりの回数を減らし土が乾いてらから2、3日してから与えるようにしてください。8℃を切ると枯れてしまうので、15℃前後になってきたら室内に入れるかファンヒーターを使うなどして保温してましょう。
※ファンヒーターなどの暖房器具を使う場合は火傷や火事に注意してください。

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非常にめずらしいブラックポトスです。