冬生育型多肉植物の『黒法師の育て方』

★目次★

1.黒法師の基本情報
2.黒法師の特徴
3.黒法師の栽培環境
4.水やり
5.肥料
6.病害虫
7.用土
8.植え替え
9.増やし方
10.作業

1.黒法師の基本情報


学名:Aeonium
科名:ベンケイソウ科
属名:アエオニウム属
園芸分類:多肉植物、観葉植物
形態:多年草、低木
原産地:マカロネシア、東アフリカ、アラビア半島
和名:黒法師
英名:Purole crest aeonium
耐寒性:弱い(種類による)
耐暑性:弱い(種類による)
草丈/樹高:5㎝〜80㎝

2.黒法師の特徴


冬生育型の多肉植物の代表とも言える存在です。アエオニウムの中でも最も定番な品種です。茎の上部にロゼット状の葉をつけ、花が咲いているかのような姿をしています。光沢のある黒紫のぷっくらした葉が特徴的で、上に伸びて生長します。冬に生長期を迎え夏には緩慢になります。

3.黒法師の栽培環境


冬生育型の植物ですが、5℃以下の極端な寒さは好まないので室内に取り込んだり防寒をした方が、しっかりと育ちます。夏以外は日光に当て、風通しの良い場所に置くようにしましょう。生育温度は、8℃〜25℃とされているのでそれ以上に気温が上がる場合は風通しの良い日陰で水やりを控えて休ませます。特徴的な葉の黒を出すためには、太陽の光が必須です。

4.水やり

春、秋、冬には土が乾いたら鉢の底から水が流れるくらいにたっぷりと与えます。冬の水やりは暖かい日が理想的です。気温が低い日にあげると根が傷んでしまったり、根腐れの原因になるので注意が必要です。夏は、生長が休眠するのでほぼ水やりをしません。月に数回、葉水は与えても良いですが半日くらいで乾く程度にします。

5.肥料

生長期に薄めた行きたい肥料を少量与えます。または、植え替え時期に緩効性化成肥料を少量与えます。

6.病害虫

病気

問題とされる病気は特にありません。

害虫

カイガラムシ、アブラムシ、ネジラミ、ワタムシ

7.用土

水はけの良い用土を使いましょう。(例:鹿沼土小粒2、赤玉土小粒2、ピートモス2、川砂2、くん灰2などの配合土)サボテン・多肉植物用の専用土や市販の多肉植物の土でも大丈夫です。

8.植え替え

2〜3年に1回、植え替えします。生長期だといつでもできますが、生長期の直前が最もいいです。群生している株は、株分けをし茎が伸びている株は剪定や挿し木をしていきましょう。古い根は切って整理してから植え付けをしたほうがいいです。太い茎は切らないようにします。その際誤って切った場合しっかりと乾かしてから行いましょう。

9.増やし方

挿し木:カットした切り口を3日〜4日ほど乾かします。切り口が乾いたら、新しい土に挿し、水はすぐには与えず1週間後くらいにたっぷりと与えます。

10.作業

根詰まりしてきたら、植え替えを行います。梅雨時期や真夏の植え替えは根が痛む原因になるので避けましょう。植え替えをしてから1週間後くらいに水やりをてください。

夏越し

夏は休眠期なので、葉が落ちますが枯れているわけではないので心配いりません。水やりを控えなるべく涼しい半日陰の風通しの良い場所で管理しましょう。

冬越し

5℃を下回る場合は室内に取り込み、霜に当てないようにしましょう。

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