ゼラニウムは、華やかで可愛い花を長期間咲かせる植物です。開花時期や花言葉についてご紹介いたします。
★目次★
1.ゼラニウムの基本データ
2.ゼラニウムの色別の花言葉、由来
3.ゼラニウムの開花時期、季節
1.ゼラニウムの基本データ
学名:Pelargonium zonale
科名:フウロソウ科
属名:テンジクアオイ属
原産地:南アフリカ
和名:天竺葵(テンジクアオイ)
英名: Geranium
開花期:4月~6月、9月~11月頃
出回り時期: 5~9月
花色:赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫、複色etc……
花もち:3〜7日程度
花後の果実に突起があり、コウノトリのくちばしに似ていることからこの名がつけられました。
ゼラニウムにはたくさんの種類があります。なので花色も種類が豊富で、赤、白、黄色、ピンクなど色とりどりの花を咲かせます。
葉は丸く、種類によって葉に独特なにおいがあり、一般的な園芸品種の多くは青臭いにおいを放ちます。‐5℃以下にならなければ室外で育つことができ、初心者でも育てやすい植物です。挿し木で増えることができますので気軽に楽しむことができます。ヨーロッパでは、虫がこの匂いを嫌うことから虫よけとして、また魔よけや厄よけの効果があるとされ、窓辺に置くことが多いです。
ハーブゼラニウムは古くからヨーロッパで栽培されており、種類と色が豊富であり、品種によってその香りは異なるそうです。なかでも「ローズゼラニウム」や「レモンゼラニウム」は、アロマオイルの原料として使われており、他にも虫よけとしての効果がある種もあり、昔から親しまれてきました。
2.ゼラニウムの色別の花言葉、由来
ゼラニウム全般の花言葉
「尊敬」、「信頼」、「真の友情」
※西洋での花言葉・英語 Language of flowers
「true friendship(真の友情)」、「stupidity(愚かさ)」、「gentility(育ちの良さ、上流気取り)」
色別の花言葉
●白色:「あなたの愛を信じない」
※西洋での花言葉・英語 Language of flowers
「indecision(優柔不断)」
●赤色:「君がいて幸せ」、「君あての幸福」
※西洋での花言葉・英語 Language of flowers
「protection(保護)」「preference(優先、好み)」
●ピンク色:「決意」、「決心」
※西洋での花言葉・英語 Language of flowers
「doubt(疑い)」
●深紅色:「憂鬱」、「メランコニー」
※西洋での花言葉・英語 Language of flowers
「melancholy(憂うつ)」「consolation(慰め)」「comfort(慰め、癒し)」
●黄色:「予期せぬ出会い」
※西洋での花言葉・英語 Language of flowers
「unexpected meeting(予期せぬ出会い)
なお、一般にゼラニウムと呼ばれるものは、かつてはフウロソウ属(学名:Geranium ゼラニウム)に分類されていましたが、のちにテンジクアオイ属(学名:Pelargonium ペラルゴニウム)に分離された植物です。しかし、園芸名としては現在でも古い学名のゼラニウムの名で呼ばれています。
ゼラニウムの花言葉はイギリスとフランスにそれぞれ存在しているといわれています。
色別に見ると「君がいて幸せ」のようにポジティブな意味と、「憂鬱」のようなネガティブな意味が混在しているんですよ。
見た目の鮮やかさや華やかさがポジティブな花言葉を連想させますが、青臭い香りが「憂鬱」の由来となっているのでしょうか。
3.ゼラニウムの開花時期、季節
ゼラニウムの開花期は3~11月です。一年草や多年草、低木など様々なタイプがあり冬の期間以外は、いつでも見られる草花です。
長期間咲いていることや育てやすさから、園芸品種として人気も高く、春夏秋の季節にお出かけすると、お店の庭や街角で、ボール状に咲いた色とりどりの花を見かけますよね。
花色もたくさんあるので、様々な色のゼラニウムを育ててみるのもいいかもしれませんね。