「庭が狭い」「手入れが大変そう」そのような理由から、庭木は自分の家の庭では育てられない、と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。狭いスペースに庭木を植えることで、ガーデニングスペースに高さが出て、広く見せる効果もあるんですよ。また、毎日水やりをする必要もないため、花壇の草花より手入れが簡単なものもあります。初心者にもおすすめの庭木をご紹介します。
庭木ってどんなもの?メリットは?目隠しや日差し対策などの効果もそもそも、庭着とはどんな物を指すのか、庭木の定義についてご紹介致します。
まずは、植木との違いから説明していきます。植木は、庭に植えられているものから、公園や街路樹として植えられているものまで、大きさや種類も様々です。中には家庭の庭で育てるのが難しいものもあります。庭木は植木の一つですが、植木の中でも、庭の大きさに合わせて育てることができるもの、種から育てるものが可能なものを指します。
では、庭木を植えるメリットには、どのような物があるでしょうか。考えられるメリットの中から1つご紹介します。
高低差と奥行きが出て庭が広く見えます
庭のスペースが狭いからと言って、花壇で植物を植えるだけですと、遠くから見た際に平坦で物足りない印象となります。初心者でも育てやすく、比較的手入れが簡単なものを選んでみました。目隠しに最適な常緑樹や、花や紅葉が美しいもの、実りを楽しめる果樹など、目的に沿って選んでいただけるようご紹介します。
皆様のお好みや、庭の環境に合わせて、気になるものを探してみてくださいね。
★オリーブ
分類:モクセイ科
環境:日当たりのよい場所。霜に弱い。
造園や庭づくりにおきましては特に丈夫で観葉寄りの木を植える事が多いです。チプレッシーノなどは枝が上向きに伸び、葉も肉厚な為、庭にグリーンを添えるのに適しています。シャープな葉と春先の白い花が人気で、華やかな印象の樹木です。オリーブの実がなるには数年かかるので、すぐほしい人は実のついている苗を買うといいでしょう。
★トネリコ
分類:モクセイ科
環境:日当たりのよい場所から半日陰まで。
常緑樹で年中うすい緑の葉が一年中楽しめます。目隠しに用いる人もいますが、シンボルツリーとしても使いやすい庭木です。
この株立ち樹形は洋風、和風、モダンに関係なくどんな感じにでもマッチするオールマイティーさも選ばれる一因になっていると思います。
★ブルーベリー
分類:ツツジ科
環境:日当たりのよい場所。
花と実が楽しめるため、最近人気です。スイーツやデザートにも使われる人気のフルーツのひとつです。ブルーベリーの開花は5~6月で白いツツジ科らしいお花が咲きます。最近はお花屋さんでブルーベリーの実つきの枝ものも出回っているのを見かけることも。
★ローリエ
分類:クスノキ科
環境:日当たりのよい場所。明るい日陰。
月桂樹は、一年中緑の葉っぱが美しい常緑樹で、上へ真っすぐと伸びていくため、狭いスペースでも育てやすい庭木です。別名「ローリエ」「ローレル」などともいわれ、料理をする際の香辛料として使われている為、聞いた事がある方も居るかもしれません。カレーやロールキャベツなどの肉料理に使うと、肉の臭みがマイルドになると言われています。
寒さと乾燥にはやや弱く、日当たりと水はけが良い場所でよく育ちます。
★アジサイ
分類:アジサイ科
環境:風通しの良い場所。
日本では梅雨時に美しい花を咲かせるアジサイには沢山の品種があり、庭木としてもよく好まれています。雨が降るたびに色が変化する様もとても美しいですよね。高さは最高で3mほどになります。直射日光よりも半日陰、湿った土壌を好みます。寒さには強いですが、花芽が凍ることにより被害を受けることがあります。葉が落ちるイメージはあまりありませんが、落葉樹の一種でもあります。
庭木には、メンテナンスが簡単なものから、何年も手間をかけて育てていくものまで、様々です。緑に癒されたり、美しい花や紅葉を慈しんだり、実りや収穫をしたりと、楽しみ方も何通りもあります。庭のスペースや周辺環境、日当たりや周りの景観とのバランスを考えて、ご自身の家にぴったりの庭木を探してみてくださいね。