キャットミント

  • 2020年5月22日
  • 2020年5月27日
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暮らしにみどり(植物)をプラスしてみませんか?

今回はキャットミントというハーブを紹介します。
ちなみに5月31日の誕生花でもあります

キャットミント

名前の通り猫が好む香りを放つことから名付けられた草花です。
キャットミントの精油にはネペタラクトンという成分が含まれています。
この成分はマタタビにも含まれているもので、猫を引き寄せる作用があります。
「西洋マタタビ」と呼ばれることもあります。

ただ、猫が好む香りは草を切ったときのみ香るので、栽培中に寄ってくるわけではありませんが、猫は草の新芽が大好きなので食べられてしまうことがあります。

外に猫が多数いる場合、株が小さいうちは猫の食害に注意してください。
しかし猫が先端をつまんでくれたおかげで枝が分かれ春には花がたくさん咲きます。

キャットミント シソ科 イヌハッカ属
学名はネベタ(Nepeta)。原産国は西アジア。
ハーブということで 薬効は解熱、鎮痛、消炎作用。
ハーブティーやお風呂の入浴剤として使用できます。

ミントといってもスースーするミントではありません。
主に寄せ植えや庭に植えて花を見るためのハーブです。

春になると青色の穂状の花をつけ、とても素敵な風景になります。
ちょうどバラの季節に花が咲くので、バラと組み合わせた植え方もおすすめです。
ピンクのバラに青。黄色のバラに青。
白のバラに青という組み合わせもなかなかよいかもしれません。

青紫色な花といえばラベンダーですが、香りはとても良いけれども夏の蒸れには弱いのです。
同じ青紫色の花でもこのキャットミントは、なにしろ丈夫で花つきが良く、
花期の長いキャットミントは、日当たりのよい水はけのよい土地であれば一度植えれば後はほとんど手がかからないからです。

品種もいくつかあります。
本来「キャットミント」という英名の植物は、ネコが好むハーブとして知られる「キャットニップ」(イヌハッカ、N. cataria)をいいます。
現在のわが国では「キャットミント」というネペタ・ファーセニーをいいます。

ネペタ シックスヒルズジャイアント
ネペタ ファーセニー ドロップモア ネペタ アセモア ウォーカーズロウ
ネペタ ジュニアウォーカー
ネペタ ライムライト
春から秋まで楽しめる宿根草です。
青色の花とはじめに書きましたがピンクや白の花もあります。
葉色、草丈がいろいろとあります。

花言葉

『無邪気』『自由な愛』

育て方等

ぜひ育ててみたいとという方は、苗は秋から冬にかけては宿根草売り場においてあります。
花もなく草丈もなく葉っぱのみだけなので魅力がありせんが、この頃に買い求めておくのがおすすめです。
秋に植えて根を張らせておけば寒さにも耐えてくれます。
春になると開花した株も販売されているので、花形や色のちがいや好みにあわせて選ぶことができます。

春の花を楽しんだ梅雨の頃に切り戻すとまた秋に花が咲きます。
冬の間は地上部はだんだんと枯れてきます。株元は、生き残り来年も花を咲かせます。
冬の寒さや霜を避けるために、枯れた部分は春近くまで切らずに残しておき、株元の葉が、動き出した頃に切り戻すのがよいです。
枯れ姿が嫌だと思われるかもしれませんが天然の防寒対策です。

主役の花ではありませんがそれが群生している風景は心に残るものです。