球根って何?チューリップってどこから来たの?

球根って何?チューリップってどこから来たの?

★目次★

1.球根って何?
2.チューリップの球根のあれこれ
3.チューリップの基本的な育て方
4.おすすめの植え方:寄せ植え
5.翌年も楽しむには?

1.球根って何?

球根は、土の中にある根、茎、葉の一部が肥大し、水や養分を蓄えている状態です。休眠期間と生育期間があり、地上が寒かったり雨が降らなかったりなどの理由で育つのが難しい季節には、土の中で休眠します。地上の環境が良くなると成長し、花を咲かせ種をつけます。草花には一年草と多年草があります。多年草の一種が球根です。球根には植える時期によって「春植え球根」「夏植え球根」「秋植え球根」の3つのタイプがありチューリップは秋植え球根の代名詞です。

2.チューリップの球根のあれこれ

球根と言えば代表的なものとしてチューリップがあります。原産地はトルコで、そこからオランダにやってきてたくさんの品種が生まれました。
チューリップの語源は、その昔ローマ人から「この花は何か?」と聞かれたトルコ人が、頭のターバンを指し『チュリパターバン』のような形だ」とこたえたところからチューリップと呼ばれるようになりました。

開花時期に応じて「早咲き」「普通咲き」「遅咲き」の3種に分かれ、
さらに花色や原種により15の系統に分類されています。

秋植え球根の多くはオランダから来ています。夏は暖かく乾燥し、冬は厳しい寒さになります。チューリップは商品作物として品種改良され、現在数多くの品種が生み出され、登録品種だけでも5,000品種以上もあります。

3.チューリップの基本的な育て方

植付け時期は、地温が下がり始める10月頃から12月頃が目安です。地植え、鉢、プランター等に、日当たり、風通し、水はけの良い場所を考慮して植えてください。
密集して咲かせたい場合は間隔を縮めて植えても良いですが、翌年の開花を充実させるには、球根2~3個分の間隔をあけて植え、球根を育てましょう。

球根は寒さを体験しないと花のつぼみが成長しないので秋に植えてから冬にかけて、屋外に置いて寒さを体験させてあげましょう。

水やりについては、花壇に植えた場合は雨の水だけで大丈夫ですが、
プランターや鉢植えの場合は土の表面を手で触って土が乾いたらたっぷりの水を与えてください。

春になったらお庭を彩るチューリップが楽しめることでしょう!!

4.おすすめの植え方・寄せ植えなど


★寄せ植え(パンジー・ビオラ)
ビオラの蝶のようなかわいらしい花姿は、主役のチューリップに負けないほどのインパクトがあり、秋から春まで長い間花を咲かせ、育てやすいので初心者にもおすすめです。
チューリップの開花までの水やり忘れを防ぐ事もでき、チューリップの開花時期にはどちらの花も華やかに楽しめます。

★寄せ植え(ムスカリ)
ムスカリは、チューリップと同じ春咲きの球根植物です。よくチューリップとの寄せ植えに利用されています。
丈の低いムスカリを手前に、赤やピンクのチューリップを奥側に植えるのがおすすめです。


★賑やかに植える
間隔を詰めて密集させて植えることによって、花が咲いたときにぎっしりと花が咲き並びとてもにぎやかになります。チューリップ畑のようなイメージです。
球根には、よく見ると膨らんでいる面と平らな面があります。植える時に平らな面を手前に向けて植えると葉の向きが揃いやすく、綺麗に整列したような咲き方になります。

5.翌年も楽しむには?

咲き終わった花は順次摘み取ります。すべて咲き終わったら花茎も切りましょう。花が終わっても、葉は切らないようにします。葉が光合成を行うことにより、球根に栄養が蓄えられます。
葉が黄変し枯れ始めたら、球根を掘りあげて乾燥させた後、来シーズンに向けて、涼しい場所で保管します。

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