シレネの基本情報
学名:Silene
科名:ナデシコ科
属名:マンテマ属(シレネ属)
園芸分類:草花
形態:一年草、二年草、多年草、低木
原産地:北半球、南アフリカ、南アフリカ
耐寒性:強い
耐暑性:やや弱い
草丈/樹高:5㎝〜120㎝程
シレネの特徴
シレネは、一つの花に雄しべと雌しべをもつ「両性花をつける種」と雄花と雌花が別々の株に咲く「雌雄異株の種」、さらに両性花をもつ株と雌花しかつけない株が「混在する種」それらの「中間的な種」があります。多年草と一年草があり、一年草は夏に消えますが、多年草のものは夏を越えれば次の年も同じ株が花を咲かせます。しかし、暖地では夏の暑さに耐えられず夏越えは難しいので、多年草であっても一年草と考えたほうがいいです。
シレネの栽培環境
庭植えの場合は、水はけの良い日なたに植え付けましょう。種類によっては高温多湿に弱い種もありますので、鉢植えで育てる場合は夏は明るい日陰で育てましょう。真夏は半日陰に鉢を移動させ涼しい場所で管理しましょう。また、寒さに強く冬は氷点下になっても枯れないという長所があります。
水やり
乾燥地を好むので、庭植えの場合は、水やりは基本必要ありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。過湿によって根腐れを起こすことがあるので、排水性を高めるために鉢底石を敷くなどして過湿を避けましょう。
肥料
庭植えの場合は、肥料は不要です。肥料をあげすぎると根が傷んでしまうので注意しましょう。鉢植えの場合でも肥料あげるのは月に2回程度にしましょう。9月〜5月の間に緩効性化成肥料を定期的に与えます。
病害虫
病気:特にありません。
害虫:アブラムシ
用土
水はけの良い弱アルカリ性の土を使うようにしましょう。元肥として適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料を混ぜておきましょう。
植え付け、植え替え
植え替え
多年草のものは、2年に1回程度植え替えを兼ね株分けをしましょう。植えたままにしておくと株が古くなりたち枯れしやすくなります。
作業
花がら摘み
5月〜8月の間に連続的に開花する種類のものは、花がら摘むことでより長く花を楽しむことができます。
枯れ葉取り
株元の枯れた葉をそのままにしておくと病気の原因になるので、こまめに取り除いてあげましょう。