鮮やかな赤色の花を咲かせる『サルビアの育て方』

サルビアの基本情報


学名:Salvia splendens
英名:Scarlet sage
和名:ヒゴロモソウ
科名:シソ科
属名:アキノタムラソウ属
園芸分類:草花
形態:一年草扱い
原産地:ブラジル
耐寒性:弱い
耐暑性:普通
草丈/樹高:20㎝〜160㎝

サルビアの特徴

鮮やかな赤色の花咲く様子は、印象が強く秋の花壇の主役にもなります。開花期間が長く育てやすい花です。サルビア属は900種ほどあるとされています。高温多湿に弱く古株は枯れやすいので、タネから容易に育てられる種類は一年草扱いされます。定番の品種は、「ヒゴロモソウ」で単にサルビアの本種を指すほどです。花が散った後もしばらく残るので、長く鑑賞できるのが特徴です。

サルビアの栽培環境


日当たりが好きで、水はけがよく乾燥しないところが適地です。適温は、15℃〜25℃ぐらいです。霜や凍結に弱いので、一年草扱いしますが最低5℃ぐらいを保てば冬越しもできます。夏は30℃以上でも育ちますが、花つきは悪くなります。

宿根サルビア ホイップイチゴ 苗2株

¥ 1,510税込

ホットリップスとも呼ばれる赤と白の2色咲きのサルビアです

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。水切れされると生育が悪く、下葉が枯れる原因となります。

肥料

開花時期も長いので、庭植え、鉢植え共に定期的に肥料を与えます。肥料が切れると生長が遅くなり、花も咲かなくなります。月に1回緩効性肥料を置き肥するか、月に3回ほど液体肥料を施します。

病害虫

病気

特にありません。

害虫

アブラムシ、ヨトウムシ、ハダニ

用土


地植えの場合、酸性の土を嫌うので有機石灰を入れて中和しましょう。鉢植えの場合、(赤玉土6:腐葉土4の配合土)もしくは、草花用の培養土かハーブ用の土を使うようにしましょう。開花期間が長いので、できるだけ元肥を入れましょう。

植え付け、植え替え

植え替え

一年草扱いのサルビアは、花が咲いた後に枯れてしまうため、植え替えは必要ありません。宿根性のサルビアは、3月〜4月に毎年植え替えの必要があります。植え替えをする際は、水やりを控え土を乾燥させて置きましょう。根についた土を手で揉みほぐしながら落とし、植え替えを行ってください。

作業

切り戻し

夏頃に株全体の半分くらい切り戻しをします。秋には形良く花が咲くようになります。品種によって異なりますが、ほとんどのサルビアが半年近く開花していますが、夏の間咲かせ続けると暑さで株が疲れてしまいます。なので、初夏早くから植え込んだサルビアは切り戻しをオススメします。

冬越し

赤いサルビアの「スプレンデンス」や、ブルーサルビアは日本では『一年草扱い』になります。しかし、暖地の場合冬越しをできる場合もあります。行う際は、切り詰めて管理しましょう。宿根サルビアは、冬越しをすれば年々見事な大株になります。
購入したサルビアが『一年草』なのか『宿根草』なのか調べてみましょう。

サルビア ファリナセア 苗6株

¥ 2,160税込

暑い時期に爽やかな紫の花を楽しんではいかがでしょうか