荒れ地を花園に変えるワイルドフラワー『コレオプシスの育て方』

コレオプシスの基本情報

学名:Coreopsis
科名:キク科
属名:ハルシャギク属
園芸分類:草花
形態:多年草(種類によっては一年草)
原産地:北アメリカ、メキシコ、中南米
耐寒性:強い
耐暑性:強い
草丈/樹高:0.2m〜1m
開花期:5月〜10月

コレオプシスの特徴

コレオプシスは、ハルシャギクやキンケイギクの仲間で主に北アメリカに約120種類分布する植物です。春から秋にかけて花を咲かせます。明るい色の花を多数咲かせ、長く伸びた茎の先に咲く花が風になびき揺れる姿がとても愛らしいです。多年草のものと一年草のものがあります。

コレオプシスの栽培環境


日当たりと風通しが良い場所で育てましょう。種類によっては、道端などの砂利混じりのやせ地でも育ちますが、日陰や湿地ではうまく育ちません。品種改良が進み基本的には育てやすいものが多く中には、斑入りなどの珍しい品種もあります。−5℃以下では枯れてしまうので注意が必要です。

水やり

庭植えでは、苗の植え付けの時に乾燥に注意しましょう。その後水やりは不要です。鉢植えプランターで育てるの場合は、土が乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。しかし、過湿は根腐れの原因になるので注意が必要です。

肥料

背丈の高い品種は、無肥料で生長を抑えた方が倒れにくく、草姿のバランスも良くなります。背丈が低く開花期が長い品種は、4月〜6月と9月〜10月に月1回置き肥をすると花数が増え賑やかになります。

病害虫

病気:うどんこ病

葉や茎にうどん粉をかけたように白くなります。日当たりや風通しが悪いとなります。水はけを良くし、切り戻しをしましょう。

病気:灰色かび病

花や葉、茎が腐敗したのち、灰色のカビに覆われます。日当たりや風通しが悪いとなります。水はけを良くし、切り戻しをしましょう。

用土

水はけが良い用土を選びます。市販の草花用培養土で十分育ちます。

植え付け、植え替え


多年生のものは、苗を植えつけます。鉢植えは、根詰まりや生育が悪くなり花付きが悪くなったら行います。1年〜2年ごとにはるか秋に株分けを行い、目の数を制限し古い用土をきちんと落として植え替えをします。

作業

花がら切り

梅雨時期の蒸れを防ぎ、花姿を整えます。開花期の長い品種で秋の花付きが良くなります。

切り戻し

6月中旬〜7月の花がひと段落した頃に、半分くらいの高さで切り込みます。

まとめ

条件お厳しい土地でも育つので、ワイルドフラワーとして植えられていたりします。見た目も綺麗で種類も豊富なので一度育ててみてください。

コレオプシス ガーネット 苗1株

¥ 1,456税込

マイナス15℃程度でも越冬できる耐寒性と夏の暑さにも強い品種です。