果樹とは
2年以上栽培する植物で、果実を食用とするものを言います。「くだもののなる木」とも言われていますが、「くだもの」とはよばれない栗なども含まれますが逆に、イチゴやメロン、スイカなどは一年生植物なので果樹には含まれません。つる性の植物もあるので、樹木とも限りません。
果樹の大まかな種類
熱帯果樹
熱帯・亜熱帯地域原産のトロピカルフルーツで、異国的な香りの実がなります。三大熱帯果樹とよばれるマンゴー、ドリアンなどをはじめとした、パイナップルやパパイヤ、カカオ、ココナッツ、アボカドなどがあります。
温帯果樹
日本各地でも栽培されており、口にする機会も多い果実です。柑橘類やリンゴ、ブドウ、栗、梅、柿、レモン、ブルーベリーなどがあります。
熱帯果樹のように寒さや害虫に弱く、地植えでは栽培の難しい果実も、移動ができる鉢植え栽培なら育てることができるため、自宅で育てる方も増えてきました。また、鉢植え栽培だと置き場もコンパクトに抑えられ水分や肥料もコントロールしやすいため、意外と育ちます。
果樹の選び方
花が咲き、実が熟す過程を一年という大きなスパンの中で繰り返していくので、生長環境が大きく関係してきます。寒い地域では、耐寒性の強い品種というように、環境にあった種類を選ぶとうまく育ちます。地域にあった、3年以上の苗を選ぶようにしましょう。
家の近くに売っている果樹はその地域にあった商品があることが多いですが、持って帰るまでが大変だったりするのでネット通販で購入することもオススメです。
果樹の育て方
美味しい果樹を育てるポイントは、日によく当て、水はけを良くして管理することです。ほとんどの果樹はすぐには水切れの影響が出ないので、表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。水やりは、午前9時前にすませておきましょう。冬場の水やりは、一週間に一度ほどで十分です。また肥料切れすると成長のスピードが鈍ります。鉢植え栽培では水やりのたびに肥料が流れていると考えましょう。
果樹のオススメ
レモン、ライム
耐寒性:やや弱い
収穫まで:3年(つぎ木1年生苗の場合)
自分で育てることで農薬を使わないで作れるので、家庭菜園でオススメしたい果樹です。晩秋に無加温の室内に取り込んで3月松まで管理するようにすれば、どの品種も栽培できます。
ブルーベリー
耐寒性:強い
収穫まで:3年程(挿し木2年生苗の場合)
小果樹で人気があり、日本では主にハイブッシュ系とラビットアイ系の2種類が栽培されています。2株ほどで育ち、初心者でも栽培がしやすいので果樹を育てたいのであれば、まずはブルーベリーから始めるのをオススメします。
オリーブ
耐寒性:普通
収穫まで:3年程(挿し木1年生苗の場合)
果樹というよりシンボルツリーとしてよく利用されています。多くの品種がありますが、「ミッション」、「ネバディロブランコ」、「マンザニロ」が育てやすくオススメです。
まとめ
果樹は住んでいる地域によって選び、何より自分が食べたいものを選ぶと楽しみながら育てることができますよね。基本的に育て方は一緒なので2種類の果樹を育てるのもありかもしれません。