ドルフィンネックレスの基本情報
学名:senecio peregrinus
科名:キク科
属名:セネキオ属
園芸分類:多肉植物、観葉植物
形態:多年草
別名:ペレグリヌス
原産地:アフリカの砂漠地帯
耐寒性:冬は5℃以上
耐暑性:ある
ドルフィンネックレスの特徴
多肉質な葉を持つ、つる性の植物です。ドルフィンネックレスという名の通り、イルカが飛び跳ねているような形をしています。実は、希少な多肉植物でドルフィンネックレスの仲間として、グリーンネックレスやルビーネックレスがあります。
ドルフィンネックレスの栽培環境
日光があたり、風通しの良い場所が好きですが、猛暑日は直射日光に気をつけましょう。高温多湿をなるべく避けて、半日陰か明るい室内で管理してください。すぐに移動しやすい場所で育てることがオススメで特に、部屋の窓際などがオススメです。冬場は、3℃以下になると枯れる恐れが出てきますので、注意が必要です。直射日光に弱い品種ですので一年を通じて柔らかい日差しが当たる場所に置いてください。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。冬は根腐れを起こす原因になるので水やりは控えます。過湿気味にならないように気をつけましょう。
※10℃以下で休眠してしまうので下回ったら水やりを控えてください。
肥料
あまり肥料を必要としません。追肥は、規定量通り薄めた液体肥料を3ヶ月に1度程度、水やり代わりに与えてください。真冬は、成長期ではないので肥料は与えないでください。
病害虫
病気:根腐れ
風通しが悪かったり過湿になると起こしてしまうので、できるだけ風通しの良い場所で管理してください。
害虫
アブラムシ、バッタ
用土
水はけの良い土に植え付けます。原産地からもわかるように、砂地で水はけの良い場所を好み、粘土質の土だと根腐れを起こしたり栄養が行きわたらなくなることがります。多肉植物用の土を使うのがオススメです。または、サボテン用の土を使うと良いです。自作する場合は、(赤玉土小粒:5、腐葉土:2、川砂:3)の割合で使いましょう。
植え替え
根元の葉っぱが取れ出したら根詰まりを起こしているかもしれないので植え替えが必要です。植え替え時期は大体春から夏の間です。市販の多肉植物用の用土かサボテン用の用土で、根っこを壊さないように少し大きめの鉢に植え替えをしましょう。この時に、元の土は水はけが悪くなっていたり、病気の原因にもなるので残らないように気をつけてください。
増やし方
挿し穂:成長期の5月〜6月長くなった部分をカットして増やすことができます。また、根詰まりや株元が枯れた場合も健康な部分をカットして挿し穂にできます。
作業
切り戻し
5月〜7月に伸びたり、茶色に変色したら行ってください。
夏越し
半日陰の風通しの良い場所で、葉の間に水が溜まるやすいので底面給水の鉢で育て、雨水に当てないように気をつけましょう。
冬越し
日光が当たる風通しの良い場所で、南関東あたりまでの地域だとベランダや日当たりの良い屋外でも冬越しができます。室内で育てる場合は、暖房が直接当たらないように気をつけて、昼間の気温が高い時間位日光に当てるようにしてください。