梅雨の代名詞アジサイの花言葉

梅雨時期になると、ピンク色や青色に色づいた小さい花が集まって、可愛らしい花を咲かせるアジサイ。「辛抱強い愛」など、偉大な母親へ贈るのにピッタリな花言葉をもっていることから、近年では母の日に贈る花束として人気上位に入ります。
そんなアジサイの花言葉の意味や由来についてご紹介します。

★目次★

1.アジサイの基本データ
2.アジサイの色別の花言葉、由来
3.アジサイの開花時期、季節
4.紫陽花には毒がある!?

1.アジサイ(紫陽花)の基本データ


学名:Hydrangea macrophylla
科名:アジサイ科
属名:アジサイ属
原産地:日本、アジア、北アメリカ
和名:紫陽花(アジサイ)
英名:Hydrangea
開花期:6月~7月
出回り時期:2月~6月
萼の色:白、青、ピンク、紫
花もち:5日程度

アジサイは「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が語源といわれています。
英名のハイドランジア(Hydrangea)は、ギリシア語の「水の器」を意味する言葉が語源とされています。

アジサイ アナベル 苗1株

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大きい花房をつけるアジサイです

2.アジサイ(紫陽花)の色別花言葉、由来

紫陽花の全般の花言葉は、
「乙女の愛」、「辛抱強い愛」、「移り気」、「浮気」

白色:寛容、ひたむきな愛情

青色:忍耐強い愛、冷淡、無情

ピンク色:元気な女性

紫色:謙虚

アジサイの花言葉は、プラスな意味とマイナスな意味をもっています。「移り気」、「浮気」といったマイナスな花言葉は、土の成分によって花の色が変化することが由来しているとされています。

一方、プラスな花言葉は、江戸時代に起こった出来事に由来しているとされています。
ドイツ人医師シーボルトという人物は、お滝さんというとても美しい女性との間に娘を授かりますが、やがて国外追放となって日本を去っていくことになります。
ドイツに帰国する際、アジサイを持ち帰り、お滝さんに関連し「オタクサ」という名前で紹介したことから、『乙女の愛』、『辛抱強い愛』といった花言葉がつきました。
また、花が寄り添うように咲いている様子から、日本ではプラスな花言葉の印象が強いとされています。

3.アジサイ(紫陽花)の開花時期、季節


アジサイの開花時期は5~7月です。
6月上旬~7月上旬頃で、梅雨が最も見頃の時期です。梅雨の時期には、全国各地のアジサイの名所などでアジサイ祭りなどが開催されているみたいです。
また、あえて秋になって花が枯れるまで切らずに残して、緑や赤色へと色が変化していく様子を楽しむ「秋色アジサイ」が流行っているので、機会があれば足を運ぶのもいいかもしれません。

4.アジサイの花には毒がある!?


アジサイには毒があるという話を聞いたことがあるかもしれません。
例えば、2008年6月に、国内で料理の飾りとして添えられていた
アジサイの葉っぱを口にしたことで、2件の食中毒が発生し、
その後の調査によると、毒がある品種とない品種が存在していることがわかり、必ずしも毒性があるとは言い切れないが厚生労働省は食用としては使わないようにと注意を促しています。
間違ってもアジサイの葉っぱは口にしないようにしましょう!

アジサイで起こる上記のような食中毒は、何か有害成分が含まれているためだと考えられています。
一律には、青酸配糖体によるものだとされてきました。
決め手になる動物実験はないため、アジサイに含まれる量が少なく、本当かどうか不確かなところもあるけれども、青酸配糖体が含まれていることは確かです。
実際に、「ハイドラシアノシド」と呼ばれているいくつかの青酸配糖体が、アジサイから取り出されています。

もしも、毒性のあるアジサイを食べてしまい体内に取り込んだ場合には、吐き気・めまい・嘔吐・顔面紅潮などといった症状が現れ、2~3日で症状が治るといわれています。

梅雨といえば、アジサイ。
見た目が綺麗で可愛らしいのに毒があったりと意外な一面もありますが、贈り物としては人気が高いので、プレゼントなど考えている方にはいいかもしれませんね。

山アジサイ 海峡(かいきょう)苗1株 3.5号

¥ 842税込

清涼感のある深い青紫色の一重の花が咲きます