ぷっくりとした丸い葉が可愛らしい『ディスキディアの育て方』

★目次★

1.ディスキディアの基本情報
2.ディスキディアの特徴
3.ディスキディアの栽培環境
4.水やり
5.肥料
6.病害虫
7.用土
8.植え替え・植え付け
9.増やし方
10.作業

1.ディスキディアの基本情報


学名:Dischidia
科名:ガガイモ科
属名:ディスキディア属
園芸分類:観葉植物
形態:多年草
原産地:オーストラリア、東南アジア
和名:ディスキディア
別名:フクロウカズラ、カンガルーポッケト、ミリオンハート
耐寒性:弱い
耐暑性:普通

2.ディスキディアの特徴

東南アジアからオーストラリアなどの熱帯地域でみられるつる性の常緑多年草で、本来は自然の岩や樹木にへばりつく着生植物で空気中から水分を吸収します。日本では、観葉植物として人気があり、つる性という特徴を生かしてハンギングバスケットに植え替えて部屋に吊り下げる飾り方もあります。

3.ディスキディアの栽培環境


元々熱帯地の植物なので、寒さに弱く日本の寒さには耐えることができずに枯れることが多いです。8度以下になる場所には置かないようにしておきましょう。
日光を好みますが、直射日光は葉焼けを越すので避けましょう。夏以外の時期は、できる限り日の当たる場所か半日陰で管理してください。庭などに地植えする場合は葉の生い茂った樹木の根元に植えるのがオススメです。
室内で育てる場合は、リビングなどよく生活する場所がオススメです。基本冬場は室内に取り入れて管理してください。移動のしやすさを考えると庭に地植えにするよりは鉢植えなどで育てたほうが寒くなってきたときにすぐに室内に取り込むことができるのでオススメです。

4.水やり

葉が多肉質のため水分を溜め込むことができます。なので、乾燥には強いですが、過湿には弱いので水のやりすぎには注意する必要があります。本来は、着生植物なので自然の岩にへばりつきながら空気中の水分を吸い取って生長します。そのため、水やりと同時に霧吹きを使って葉の表面だけでなく裏面にも葉水を与え、湿らせるようにしてあげます。水やりは基本土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。寒い期間は水やりを減らし乾燥気味に育てるようにします。しかし、全く水をあげないと空気が乾燥しやすい季節なので枯れることがあります。なので一年を通して葉水は与えるようにしましょう。

5.肥料


生長期である5〜9月頃に定期的に、薄めた液体肥料10〜15日に1回を目安に与えましょう。2ヶ月に1回を目安にゆっくりと効果が続く緩効性の化成肥料を少量あげるようにしても問題ありません。しかし、生長が緩慢になる真夏の時期は肥料を与えるのはやめましょう。

6.病害虫

病気:特にありませんが多湿の環境が苦手なのであまりジメジメしていると根腐れを起こしてしまうので気をつけましょう。
害虫:カイガラムシ

7.用土

多湿に弱いので水はけの良い壌土を好みます。市販で販売されている多肉植物、観葉植物の培養土を利用すると便利です。自分で作成する場合は、赤玉土小粒5:バーミキュライト5の割合で配合して作ったものがオススメです。また、ディスキディアは土でなく水苔で栽培もできます。

8.植え付け・植え替え

植え付け

タネではなく苗から育てるのが一般的です。植え付け時期は4〜5月ごろで、屋外では日本い寒さに耐えれず冬越しすることができないので庭植えではなく鉢植えにします。株がちゃんとおさまるならどんな鉢でも大丈夫で、根っこの部分は用土を使って包んであげるような感じで植え付けを行います。

植え替え

植え替え時期は4月〜5月ごろで、寒さが苦手なので植え替えは十分暖かくなってからします。根詰まりして枯れることを防ぐため、定期的に植え替えをします。だいたい1〜2年に一回の割合で植え替えをします。日当たりの良い風通しの良いところで管理し水やりを続けましょう。

9.増やし方

挿し木

生育期である春から秋頃ならいつ行っても大丈夫です。この時期には、茎の節部分から根っこが出てくるのでその茎を手稲ににカットして植え付けをする時と同じ用土の中に挿します。

10.作業

剪定

冬場は成長が緩慢になるので剪定はしません。また、真夏も生長がゆっくりになるのでツルが伸びすぎてきたと思ったら、形を整えるために剪定しましょう。不必要な茎や茎や葉が集中しているところは剪定バサミで切りましょう。蒸れによる枯れを防ぐことができます。また、剪定した茎を挿し木用にしてもいいと思います。

ディスキディア ハートジュエリ 1鉢

¥ 1,890税込

つる性でぷっくりと丸い葉が可愛らしいディスキディアです