珍しい植物を求めて タイへ その4 蔓(カズラ)

オウゴンカズラ(黄金蔓)と言う植物を御存知ですか?

オウゴンカズラは、代表的な観葉植物、「ポトス」の和名です。ポトスは、学名はEpipremunum aureumと言い、エピピレヌナム(ハブカズラ)属に属します。

ポトスを日本で初めてグリーンインテリアとして装飾したのは、東京、銀座の資生堂の本店で、1960代半ば、日本で観葉植物の生産がようやく始まった頃のだったそうです。

また、ポトスと言う流通名は、かつてはPotos属に分類されていた為、現在もその名で流通しています。

さて、そんなこんなで、のっけから、脱線気味ですが、今回蔓性の観葉植物を掘り下げて行きたいと思います。

例に挙げたポトスを代表格に、蔓性の観葉植物で思い浮かぶものの多くは、サトイモ科に属します。

その中でモンステラ属を代表する種がデリシオサ(deliciosa 和名 ホウライショウ)だと思います。

写真は、斑入りのデリシオサの増殖風景です。

さて、このデリシオサもいろいろややこしい事があるのだが、簡単に掻い摘んで説明すれば、本来のデリシオーサの葉の長さは1m以上に達する、昔、ジャングル風呂などで見かけた、大型の蔓植物です。それとは別にペッサム名で流通したペルツーサ種(pertusa 和名ヒメモンステラ)と言う種があり、鉢物として流通しているものの多くはこのペルツーサ種のだと思いますが、現在では、この小型のペルツーサ種とデリシオーサ種は混同して扱われているようです。そしてまた、かつて、ペルツーサ種の事を表したヒメモンステラと言う和名は、ラフィドフォラ属のテトラスペルマ種(Rhaphidophora tetrasperma)の事を指す場合が多いようです。古くから、観葉植物を扱う人の中では、ペルツーサ種をヒメモンスと呼称し、ラフィドフォラ テトラスペルマをフツラと呼称します。これはどれが正解とか間違えと言う問題ではなく、「ヒメモンス」と言う呼称が2種ある、と理解した方がよさそうです。

ラフィドフォラ テトラスペルマ の増殖(挿し木)

アミディリウム メディウム (Amydrium medium)切れ込みの入る葉の形からモンステラと間違われるが、アメィディリウム属になる。成長は非常に遅い。

アミディリウム ジッペリアヌム(Amydrium zippelianum)も成長が遅いらしい。

モンステラやアミディリウムの葉が割れるのは、宿主となる大木などに気根を張り成長する過程で強風を受け流し、気根が剥がされにくくする為だと言われている。

エピピレヌナム ピナツム スケルトンキー Epipremnum pinatum Skelton key いわゆるポトスと同じハブカズラ属になる。

モンステラ k.ジェイドシャトルコック 増殖風景 Monstera karsteniana Jade Shuttlecock

モンステラ k.ジェイドシャトルコック の斑入り Monstera karsteniana Variegate

このモンステラは、いわゆるポトスの様な形状で、葉が割れる事はない。

しかし下の写真は、

別な種で、モンステラ エピプレムノイデス?(Monstera epipremnoides)の変種 と思うが、気根が張られると、葉が肥大し割れはじめる。

同じ植物である。

先に紹介した、アミメジュームの2品種もそうだが、宿主となる木などに気根を張りつけるまでは、普通の蔓と同じで、小さな丸い葉で細長い蔓を伸ばし、宿り先を探す。そして安定した宿り先が見つかれば、気根で張り付き、葉を肥大させる。まるで、芋虫から蝶に変態する、昆虫の様だ。